妻が見た「AGA治療中の僕」｜夫婦で向き合う5年の記録

1️⃣ 妻のひとことから始まった

妻：「最近、前より髪のボリューム戻ってきたね。」

僕：「え、そう？……ほんとに？」

その言葉に救われたのを、今でも覚えている。あの頃の僕は、鏡を見るたびにため息をついていた。

AGA治療を始めたばかりで、費用も副作用も不安。「本当に続けて意味があるのか？」と、自分でも半信半疑だった。

でも妻は、そんな僕の気持ちを察してくれていた。

妻：「最初はびっくりしたけど、真剣に悩んでたの知ってたから。続けたいなら、私も協力するよ。」

その言葉に、少し肩の力が抜けた気がした。今振り返ると、あの“ひとこと”が治療を続ける原動力になったのだと思う。

妻：「見た目よりもね、表情が明るくなったのが一番うれしかった。」

確かに、薬の効果よりも先に変わったのは心だったかもしれない。抜け毛が減るのを実感するたびに、少しずつ自信が戻っていった。

生活習慣にも気を使うようになり、食事や睡眠の質も改善された。

僕：「正直、途中で“もうやめようかな”って思った時期もあったよね。」

妻：「うん。でもその時もちゃんと話してくれたじゃない。“悩んでる”って言葉にしてくれたのが大事だったと思う。」

💬 妻の本音：「最初は薬に頼ることに抵抗があったけど、続けるうちに彼の表情が変わっていったんです。」

“見た目の変化”以上に、夫として、ひとりの人間として、前を向こうとする姿勢を妻は見てくれていたのだと思う。

治療は、いつの間にか“夫婦の習慣”になっていた。薬の管理や、寝る前のルーティン。「飲んだ？」と声をかけ合うのも、今では日常の会話だ。

妻：「こういうのって、一緒に続けるから意味があると思うの。本⼈だけに任せちゃうと、しんどい時もあるでしょ？」

僕：「うん、本当にそう。支えてもらえたから続けられた。」

気づけば、髪だけじゃなく、夫婦の関係も変わっていた。以前よりも会話が増え、素直に感謝を伝えられるようになった。

「見た目を取り戻す」以上に、心が整っていった5年だった。

僕：「劇的に増えたわけじゃないけど、“減ってない”って実感できるのは大きいね。」

妻：「うん、続けたからこそ今があると思う。“やめなかったこと”が一番の成果じゃない？」

この5年間で学んだのは、継続の意味は結果よりも姿勢にあるということ。治療は、髪を増やすためだけじゃない。 “自分を大切にする時間”であり、支えてくれる人への感謝を思い出す時間でもある。

支えてくれる人がいるだけで、毎日の1錠にも重みが生まれる。

僕：「治療って、1人で頑張るものじゃない。家族の理解があると、続ける力が全然違う。」

妻：「私も、最初は“AGA＝男性だけの問題”だと思ってた。でも一緒に過ごす中で、それが心の問題でもあるって気づいたの。」

この5年を経て、僕たちは「髪を守る」以上のものを得た。それは、お互いを理解し、支え合う関係。

僕：「支えてくれて、ありがとう。」

妻：「こちらこそ。これからも一緒に頑張ろうね。」

💬 結びのメッセージ
AGA治療は、見た目を変えるだけのものじゃない。
“自分と、支えてくれる人”を大切にする過程そのもの。
一歩ずつでも、続ける価値はきっとあります。